田中安茂先生指導のもと市川市を拠点に活動している混声合唱団です。
2019/5/11 練習日記

千葉県合唱祭、そして定期演奏会へ向け前進すべくやってきた、令和最初の練習日。本日は、普段よりも練習開始時刻を前倒しして、16時から4時間近く定期演奏会の演出の確認・通し練習を行い、その後の時間で、木下牧子「光と風をつれて」より「雨」、バッハの「O Haupt voll Blut und Wunden」の練習を行いました。

定期演奏会の演出の確認・通し練習では、細かな動作から演出自体の有無まで、多くの団員から幅広い意見が飛び交いました。意見を表明することは大切ですが1人ではなく「団」ですから、各々の意見の押し付け合いのような形になってしまった点は、反省すべきと考えます。出入りや配役等の変更点に関しては、欠席者は各自で出席者へ確認するよう、お願いします。演出の有無に関しては、賛否両論あると思いますが、演出係さんが多くの試行錯誤をして出来上がった台本であり、団員個人の意見のみでは結論は出せないと感じます。しかし残り1ヶ月ですので今回のように話し合いの時間は割けないと思いますので、その点は演出係や技術系の方々で話し合って頂ければと感じます。何よりも、私たちは合唱団。「歌」「音楽」が第一ですので、それぞれの曲を自分のものに出来るよう、私自身もそうですが、定期演奏会までの残り1ヶ月、日々精進して参りましょう。
「雨」では、3種類の移動ドで階名で歌う、という高度な練習を行いました。すると、それまで下がりがちであった音程が、徐々に良くなっていくのがひしひしと感じられました。また、「この場面はこのパートだ」「このフレーズはこう歌うんだ」などといったことを1人1人が考える、音楽としての実力を持つ必要性も感じました。
「O Haupt voll Blut und Wunden」では、音の強弱云々ではなく、優しさを持って歌うよう田中先生から指摘を受けました。その点は合唱団ノアの団員は皆、愛に満ち溢れていますから、問題ないでしょう。あとは「大事にする言葉とそれ以外の言葉の扱い方」「フェルマータは余韻。フェードアウトするように。しかし前半と後半では意味合いは変わる」といったことを指導されました。
今回のロング練習で指導を受けたのは2曲。まだまだ、千葉県合唱祭・定期演奏会に向けて、練習すべき曲は沢山あります。私たちの演奏を聴きに足を運んで下さる方々へ、合唱団ノアの音楽を伝えるために、やるべきことはあるはずです。さあ、頑張っていきましょう。
Bass 木原